あさぎり会計事務所の税理士の藤田です。
6月から、定額減税がスタートします。
しかし、非常にわかりにくい制度です。
岸田政権のインフレ対策の目玉の政策ですが、
国民の実感もわかりにくい政策になっています。
こんな政策なのに、継続するかどうかが話題になっています。
国民に寄り添った政治になっているのかどうか疑問が残りますね。
固定資産税の評価替え
● 制 度 の 概 要
令和6年度は、固定資産税の評価替えが行われました。
固定資産税評価額は、総務大臣が定めた「固定資産税評価基準」に基づき、
3年に一度土地、建物の評価替えが行われます。
固定資産税を支払う時に評価額を意識する方は少ないと思いますが、
一度ご確認してみてください。
広島市安佐南区、西区の住宅地は、弊所の調べでは1.1倍から1.2倍ぐらい上昇をしています。
広島市はこのぐらいが平均的な上昇率と思われます。
又、弊所のお客様に札幌市の方がいるのですが、札幌市はなんと、
1.4倍ぐらい上昇している地域があります。
広島だと西区の井口の地域みたいなところです。
異常な上昇率なので間違いがないかと直接札幌市に問い合わせをしたところ、
札幌では、1.2倍から1.4倍ぐらい上昇しているそうです。
地域経済の違いなのかわかりませんが、札幌市はすごいですね。
● 注意事項
税務上、固定資産税評価額額は、土地と建物の金額の按分に利用したり、
同族取引における公平な価格を算定する為に利用することがあります。
固定資産税評価額が著しく変われば、計算結果が大きく異なるのでで注意が必要です。
また、相続の遺産分割の金額の算定として固定資産税評価額を利用することがあります。
利用する年分の固定資産税評価額により取得できる相続額が変わるので注意が必要です。
編集後記
今回の話はどうでしたか?
固定資産税評価額を利用することはよくあるのですが、固定資産税評価の
基本を理解している人は少ないと思います。
正しく固定資産税評価の方法を理解して損をしないようにしましょう。