★あさぎり通信VOL.207 設備更新に伴う撤去費用

あさぎり会計事務所の税理士の藤田です。

最近、広陵高校の野球部員の暴力事件が問題になっています。

詳しい内容はわかりませんが、暴力があったのは、事実で間違いないことだと思います。

同じような事例が頻繁に起きていますが
他人事のように思ってしまうのでしょう!!!

甲子園出場校は、公立高よりも私立高が多いですが、公立高でも頑張っている高校もがあります。
又、偏差値の高い高校でも練習時間を工夫したり、生徒の自主性を大切にして結果を残している高校があります。

このボトムアップ的な指導方法が大切です。
ただ、勝手に生徒が自主的に考えてはいないかと思います。指導者の導き方がすごいのだと思います。

皆様の会社はどうでしょうか???

組織においては、会社も同じです。
社長の発言、態度により社員の質が変わってくると思います。

社員の言動により、会社が評価されます。広陵高校の暴力事件を起こすような社員がいては、会社の評価は良くならないと思います。このような個人が悪いのか、このような事件を未然に防げなかった組織が悪いのか考える必要があります。

さて、本日の内容は「設備更新に伴う撤去費用など」についてです。

設備更新に伴う撤去費用など

設備の老朽化に伴い設備更新を行う場合があります。
この場合、新しく購入した資産は、固定資産に計上しますが、既存資産の撤去費用はどうなるのでしょうか?
既存資産の撤去費用を損金計上せずに固定資産に計上しているケースがあります。
設備更新の請求書に撤去費用が含まれているからだと思います。

固定資産を除却した場合の処理

 <撤去費用>
  旧資産を撤去する際に費用が発生します。
  最近では、処分費用は高額になりますが、損金計上ができます。
  撤去費用を含めて固定資産の取得価格に含めて処理しないようにしてください。

  <取壊しした資産の帳簿価額>
  取壊した資産の帳簿価額は、取壊した日の属する事業年度の損金に算入します。
  この処理を失念している会社も多いです。
  固定資産台帳を確認して頂き、既に存在していない資産がないか確認してください。

編 集 後 記

今回の内容はいかがでしたか。

固定資産の経理処理については、間違っている処理している会社があります。

設備更新は、高額の取引きになります。税金も大きく変わるので正しい処理をしているか留意してください。