あさぎり会計事務所の税理士の山根です。
先週金曜日から「鬼滅の刃」が上映が開始されました。
映画に併せて連日テレビ放送をしていましたが何回見ても泣けるのは私だけでしょうか?!
今回は、憎きというか何処か切ない、「猗窩座」との対決です。
「童磨」は腹立つけど「猗窩座」は憎めないですよね!
「鬼滅の刃」を見てない人は話が分からないのでこれ位にします。
絶対、見た方がいいですよ!
鬼になっても人の心は忘れない・・・・・・
最近は、人の心を持たないAIが色々な場面で活用されています。
チャットGPTなどツールも日々進化しています。
AIやデジタル化など今後は避けては通れない分野です。
相続関係の話でも「デジタル遺言書」が今年中に施行される予定です。
本日の内容は、この「デジタル遺言書」について施行前ですが、現状での情報をお伝えします。
デ ジ タ ル 遺 言 書
● 公 正 証 書 遺 言 の デ ジ タ ル 化
法務省が2025年中の施行を目指して「公正証書遺言書」をデジタル化にしていこうというものです。
具体的には下記の様な内容となっています。
〇 公証役場に行かなくても、インタ-ネットで申請出来るようにする
〇 公正人と本人が電子署名で対応する
〇 公正証書は電子データで保存し、正本や謄本の交付が電子データで出来るようにする
● 自 筆 証 書 遺 言 の デ ジ タ ル 化
公正証書遺言だけでなく自筆証書遺言もデジタル化が検討されています。
自筆証書遺言書は、原則、内容、日付、氏名などを自筆で記入し押印し作成する遺言書です。
現状では、自分で紙に書くのが前提で、パソコン等の入力で作成したものは認められていません。
デジタル化に向けて下記の様な問題点が指摘されています。
〇 本人が本当に作成したものか判断しづらい
〇 本人証明をどうするか?(電子署名、録画・証人などで対応するのか?)
〇 遺言書の形式をどうするのか?
以上、現状では多くの問題点がありますので施行はまだ先になりそうです。
● 編 集 後 記
本日の話はどうでしたか?
AIやデジタル化は避けて通れませんね!
まずは、「公正証書遺言」のデジタル化がスタ-トしますが、「自筆証書遺言」は、現状でも不備等の問題が発生しやすいので、将来的にデジタル化になったとしても、「公正証書遺言」が安心だと思います。
